第三回 ハナシをノベル!!

kunimomo2006-09-30

月亭八天さんの落語会、第三回 落語再生公開堂「ハナシをノベル!!」へ参りました。田中哲弥先生の「大久保町」シリーズのファンなのでメッチャ楽しみ〜にしていたのです。しかも「中央公会堂」かぁ。初めてなんですよ、「中央公会堂」! かっこええよね〜⇒
……という訳で初めての落語会! ちょっとドキドキしつつロビーにて待つ(カチコチカチコチカチコチカチコチカチコチカチコチ)こと30分。あれ? なんか雰囲気が……あれ? 建物内部をウロウロして添付されていたイベントスケジュールで開催場所が「地下大会議室」であることを知りました。完全に思い込み……orz
えと「ハナシをノベル!!」は小説家が執筆された書き下ろし落語を落語家、月亭八天さんが演じられる(という認識でおっけー?)という会で第一回が田中啓文先生、第二回が北野勇作先生……はあ……参加したかった……今回が田中哲弥先生。演目は「大阪ヌル計画」(『ホシ計画』に所収されている作品。こちらは読了していました、わたし)と「病の果て」(吉本新喜劇のために書かれた脚本……ですが大人の事情で実演されなかった……がベースになっているそうです)。幕間?に司会の田中啓文先生と田中哲弥先生のトークが挿入されたのですがその折、純粋な意味での新作がないという話題もありましたがまあええやん。さて落語版「大阪ヌル計画」はオモシロい! 要所要所で挿入されるSFらしいギャグが絶妙で客席には笑いが絶えず発生していたのですが、話の流れに波のない、貯めのない展開が落語というよりも講談向きかも? 「病の果て」は元々がコメディの脚本、すなわち多人数の描き分けに注目と田中啓文先生が解説されていましたが、そこは観客に分かりやすく演じられていたように素人ながら感じました。ただ、やはり練習時間不足がちょっと可哀想な感じ? 作品が届いたのが一週間前だったそうで(汗)その点が非道く惜しいなぁ。それから終演後、どさくさに紛れて田中哲弥先生にサインをいただきました。深く感謝です。
第四回は我孫子武丸先生の筆による本格ミステリ落語!……になる予定だそうで、こいつは必見ですね。出来る限りリピーターになりたいと思います。はい。