「ハナシをノベル」なのですよ。

落語再生公開堂、第五回「ハナシをノベル」へ落語を聴きに参りました。いや、なんか、すごい盛況ですやん♪ 開演前には桂ひろばさんのトーク桂ざこば師匠の還暦記念番組が2月11日に放送されるそうです。関西ローカルなのかな? さて、今回は浅暮三文先生の「動物記」と牧野修先生の「百物語」の二本立てということで、司会の田中啓文先生が「動物記」の前に(この「ハナシをノベル」のために来阪されたという)作者の浅暮先生と、「百物語」は牧野先生とトーク……作品についての制作秘話などについて話されるのですが、やっぱり楽しいですオモシロいです擽られまくりなのです。笑いのツボを心得ていらっしゃるというか、絶妙なタイミングで仕掛けてくるというか……訳も分からず入場した客には漫才コンビと間違えるに違いない。「動物記」は、動物大好きな男が長屋に住むシートン先生の元に仲良くなった犬について質問に来るのだが……という話、です。ぶっ飛んでいるようで細部にまで目の行き届いていてキチンと落語しています。この作品は普通の落語会でも十分に通用しますよね。練り込めば練り込むほど味が出る良い作品だと思います。「百物語」はタイトル通り、怪談をひとつ口にする度に蝋燭を一本吹き消す、あの百物語……驚愕でドキドキでガクガクブルブルな、牧野修ホラー。嫌な話です楽しい楽しい。あ。でもでも此方も確りと怪談になっているのでシーズンになれば彼方此方の落語会で楽しむ事ができるかもです。えと、次回、第6回は3月20日(火)……平日は参加が難しいのですにゃ。参加作家は、森奈津子先生、飯野文彦先生が予定されていますが、作品の完成により決定されるということで、あくまで予定は未定、とのことです。