2003-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『ベイビーリーフ』

『ベイビーリーフ』(作/二宮ひかる) 中学生の少年少女の(セックスを含む)「出逢いと別離」を濃密に描いた恋愛漫画。 若かろうが幼かろうが「恋愛」は「恋愛」に違いない。 繋がりがいくら深くなろうとも、やはり相手の精神の深層までは見通すことはかな…

『ひまわり幼稚園物語 あいこでしょ!』

『ひまわり幼稚園物語 あいこでしょ!(4)』(作/大井昌和) しっかし、ハルちゃん先生、読者サービスしすぎですにゃ〜(汗)。 スクール水着とか体育座りとか。それから生地の少ないタンクトップでエプロン付けると裸エプロンかと焦ってしまいます。

『るくるく』

『るくるく 2』(作/あさり よしとお) 地獄が咎人で溢れてしまうため、これ以上「人」に罪を犯させないようにとする悪魔の姫君「るく」の苦闘をラブコメをベースに描いたギャグ漫画。 あさり作品らしい猛毒を含んだ『ワッハマン』系列の作品ですが、しっ…

『琉伽といた夏』

『琉伽といた夏 3』(作/外薗昌也) ※未読の方はお読みにならないでください! 物語は重要な局面を迎えた第3巻……なのだけれど、わたしの視点は全く別の対象を追いかけています。ごめん。 琉伽は確かにカッコイイんだけど、弥衣ちゃん、凶悪なまでに可愛す…

『スケッチブック』

『スケッチブック 1』(作/小箱とたん) 押しの弱い、けれども妙に惹かれる表紙イラスト。 で。本屋の店頭で調査(立ち読みともいふ)。なんだ。4コマ漫画かい。 でね、買いました。 美術部に入部した三人の新入生(梶原空。麻生夏海。鳥飼葉月)をメイン…

『ご近所の博物誌』

『ご近所の博物誌』(作/わかつき めぐみ) 都から派遣された(変わり者の)博物学者の二羽(にう)さんと、彼女の世話係を任せられた村の(頭は良いけどいたずら坊主の)少年、三稜(みくり)の草木にまつわる物語。 いずれも愛らしいお話ばかりなのだけれ…

『髑髏は知っていた』

『髑髏は知っていた ―テレパシー少女「蘭」の事件ノート⑤―』(作/あさの あつこ) 失踪した民俗研究家の探索を依頼された超能力少女、磯崎蘭と名波翠は「消えた村」の謎に直面する……今回はミステリ的な結末を付けたのかと思ったら……あははは…… あ。これはど…

『三人目の幽霊』

『三人目の幽霊』(作/大倉崇裕) ※未読の方はお読みにならないでください! 大手出版社に入社した間宮緑はしかし「季刊落語」に配属される。 この季刊誌の編集長である牧大路は洞察力に優れ、緑が遭遇する「怪事件」を次々と解決する、快刀乱麻を断つ「名…

『圷家殺人事件』

『圷(あくづ)家殺人事件』(作/天城一) ※未読の方はお読みにならないでください! 40数年前、同人誌「密室」第17号に発表された長編探偵小説。光文社文庫『「密室」傑作選』で読みました。 本格ミステリは決して古びることのないジャンルであるという…

『骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ』

『骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ』(作/石田衣良) ※未読の方はお読みにならないでください! IWGPシリーズ第3弾。 表題作はインパクトのあるタイトルだけれど同時にネタバレにもなっているという駄作。ゲストキャラも魅力、薄いし。 わたしが一番好…

『ローマ帽子の謎』

『ローマ帽子の謎』(作/エラリー・クイーン) ※未読の方はお読みにならないでください! 衆人環視の劇場、観客席で殺害されていた弁護士。彼は靴先までしっかりと正装していたがその彼の側からシルクハットが唯一紛失していた……。 ミステリ作家、エラリー…